30日の東京株式市場は小幅反発している。日経平均株価の午前終値は、前日比23円05銭高の2万0133円00銭。前日はギリシャ危機を受けて、終値で596円安と今年一番の大幅な下落となったが、その反動増で午前は堅調を保った。
しかし東証株価指数(TOPIX)の午前終値は、前日比2.80ポイント安の1622.02とこちらは続落しており、ギリシャ危機の影響はまだ続いていると見られる。
午前は寄り付きが64円高で2万0174円。高値は113円高の2万0222円まで上げたものの、逆に上げ幅が8円高の2万0118円まで縮小する場面もあった。
日経平均株価も前日の大幅下落の反動増というには、上げ幅はいまひとつだった。
前日はギリシャ危機の現実味が強まったことで、世界同時株安となった。東京市場に始まり、上海などアジア、欧州、米国とすべての主要市場で大きく値を下げた。
東証1部銘柄のうち50%超の950が値上がりしたが、値下がりも798と多かった。大手銘柄ではシャープ株が値下がりし、前日に続いて年初来安値を更新。今年初めて150円を割り込んだ。午前終値は6円安の148円だった。