インド、現金主義脱却へカード優遇 所得税軽減や手数料一部廃止 (1/2ページ)

2015.7.9 06:23

西部ムンバイの屋台で取引されるインドの十ルピー札。同国は取引のおよそ9割が現金とされる(ブルームバーグ)

西部ムンバイの屋台で取引されるインドの十ルピー札。同国は取引のおよそ9割が現金とされる(ブルームバーグ)【拡大】

 インドは現金主義からの脱却に向けた取り組みを本格化させる。同国政府は、取引金額が銀行口座から即時に引き落とされるデビットカードや、クレジットカードの利用を促進するため、カードによる納税に対し所得税を軽減するなどの優遇策を策定した。現地経済紙エコノミック・タイムズなどが報じた。

 同国経済は現金に依存する構造になっており、インド準備銀行(中央銀行)や各商業銀行が負担するコストは年間約2100億ルピー(約4032億円)に達している。また、流通している現金の国内総生産(GDP)比は12%で、ブラジル(3.9%)、メキシコ(5.3%)、南アフリカ(3.3%)などの新興諸国と比べ突出して高い。

 高コストの背景には、紙幣に使用する紙の質が低いために頻繁な交換が必要なことや、偽札対策の紙幣改良が繰り返されるたびに紙幣を入れ替えていることなどがある。また、現金依存が闇資金増加の温床になっているともされることから、政府はコスト削減と納税促進を目的に現金を利用しないキャッシュレス取引を増加させる方針を打ち出した。

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