原発2社、海外進出加速 フランスのEDF、アレバと提携強化 (1/2ページ)

2015.7.10 06:14

中仏協力で建設されている広東省の台山原子力発電所を2013年12月、視察する仏政府関係者ら(中国新聞社)

中仏協力で建設されている広東省の台山原子力発電所を2013年12月、視察する仏政府関係者ら(中国新聞社)【拡大】

 中国の原子力発電大手、中国広核集団(中広核)と中国核工業集団(中核集団)の2社は、フランス電力公社(EDF)、仏原子力大手アレバとの協力関係を強化し、海外進出を加速している。中広核の賀禹董事長、EDFのジャン=ベルナール・レヴィ最高経営責任者(CEO)、アレバのフィリップ・ノシュCEOはこのほど、李克強首相とバルス仏首相の立ち会いのもと、原子炉建設に関する長期協力協定書に調印した。

 協定書によると、中広核とEDFは100万キロワット級原子炉に関する世界市場の調査を行い、市場における原子炉建設での長期協力の可能性を探る。また、中広核、EDF、アレバの3社は、150万~170万キロワットの高効率原子炉に関する長期協力を進め、技術、市場評価、組織、ビジネスモデルを共同で開発していくという。

 さらにその席で中核集団の銭智民総経理は、EDFとの間で「(李首相とバルス首相が発表した)中仏共同声明を実現するためのグローバル協力実施方案」に合意、アレバとは「使用済み核燃料の再処理・リサイクル施設建設プロジェクトのビジネス協議ロードマップに関する了解覚書」を交わした。

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