越、新空港建設事業を承認 総事業費1.9兆円 50年に年間収容1億人

2015.7.10 05:00

ベトナム南部ホーチミンの市街地を通過する航空機(ブルームバーグ)

ベトナム南部ホーチミンの市街地を通過する航空機(ブルームバーグ)【拡大】

 ベトナムは航空インフラの整備を加速する。同国国会は、南部ホーチミン郊外のドンナイ省で計画されるロンタイン国際空港の建設事業を承認した。同国は旅客数の増加が続くなか、新空港の建設が協議されていた。承認を受け、総事業費336兆7000億ドン(約1兆8519億円)の巨大プロジェクトが動き出す。国営ベトナム・ニューズなどが報じた。

 新空港はホーチミンの北東約35キロに位置する。建設事業は3期にわたって進められる予定だ。今後は事業可能性調査を実施したあと、第1期工事を2019年頃に開始、25年の完成を目指す。年間収容能力が2500万人、貨物取扱量は年間120万トンが見込まれる。

 さらに新空港は50年まで拡張工事を続け、最終的には年間収容能力が1億人、貨物取扱量は年間500万トンとなり、同国を代表する空の玄関口になるとともに、東南アジア域内の拠点空港を目指す。

 現在、南部ホーチミンにあるタンソンニャット国際空港の年間収容能力は2000万人。拡張工事などにより16、17年には2500万人となる予定だが、旅客数増加に対応できない見通しで、新空港の建設が求められていた。

 同国運輸省によると、新空港の総事業費のうち、11%は国家予算、26%は政府開発援助(ODA)で、残りは民間投資を充てる予定で、今後、投資誘致が加速すると予測される。

 既に、フランスの企業などが事業参入を狙っているとされており、今後、巨大空港建設をめぐる外資企業の動きが慌ただしくなりそうだ。(シンガポール支局)

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