インドネシア、経済成長阻害する官僚主義 インフラ整備費執行わずか8% (1/2ページ)

2015.7.17 07:22

インドネシア・ジャワ島中部スマランの道路工事現場。インフラ整備の停滞は経済成長の勢いをそいでいる(ブルームバーグ)

インドネシア・ジャワ島中部スマランの道路工事現場。インフラ整備の停滞は経済成長の勢いをそいでいる(ブルームバーグ)【拡大】

 インドネシアは、官僚主義が経済成長の阻害要因となっている。同国政府によると、今年度予算のインフラ整備費290兆3000億ルピア(約2兆7000億円)のうち、6月下旬時点で執行されたのは8%に当たる23兆2000億ルピアにとどまった。現地紙ジャカルタ・グローブなどが報じた。

 官僚主義は事業停滞や貨物上陸の遅滞などにつながっており、ジョコ・ウィドド大統領が視察先で声を荒らげるなど、政府のいらだちは募っている。

 バンバン・ブロジョネゴロ財務相は予算執行の遅れについて、昨年10月の新政権発足後に実施した省庁再編により計画立案や入札で混乱が生じているためと説明。「各省には執行を急ぐよう催促している。執行手続きも簡略化した」と述べ、年後半は執行が加速するとの見解を示した。

 また、官僚主義による停滞は予算執行にとどまらない。インドネシア政府によると、同国の港湾における貨物の滞留日数は8日で東南アジア諸国連合では最長、滞留による政府の損失額は年間780兆ルピアともされる。政府は5月に4.7日への短縮を目標に掲げていたものの、通関手続きの簡略化に手間取るなどして、現在も状況は変わっていないという。

 先月、北ジャカルタにある主要港タンジュンプリオク港を視察したジョコ大統領は、政府高官や国営企業幹部らを前に滞留日数短縮が実現できない原因を尋ね、返事がなかったことに立腹。「理由がわからないなら自分で調べる。これ以上、状況が悪化すれば人事を考慮せざるを得ない」と声を荒らげた。さらに「短縮が実現しないのは、迅速化への意思が欠けているためだ」とも述べ、居並ぶ全員にハッパをかけた。

インドネシアは、複雑な法制度や煩雑な手続きなどが…

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