インド、即席麺回収で加工食品不信 売り上げ減、雇用など影響も (1/2ページ)

2015.7.21 06:16

ニューデリーの屋台で麺料理を調理する男性。インドは、即席麺の信用失墜が他の加工食品の販売にも影響しているという(ブルームバーグ)

ニューデリーの屋台で麺料理を調理する男性。インドは、即席麺の信用失墜が他の加工食品の販売にも影響しているという(ブルームバーグ)【拡大】

 インドは、スイス食品大手ネスレのインド法人ネスレ・インディアが製造する即席麺「マギー」ブランドの製品回収騒動の影響で、即席麺全体の売り上げが急減した。ビジネス団体インド商工会議所連盟(ASSOCHAM)は、同社が自主回収を開始した6月初旬以降の1カ月で、即席麺の月間売り上げが35億ルピー(約69億円)から3億ルピーに9割以上減少したとし、投資などへの影響を懸念する見解を表明した。現地紙タイムズ・オブ・インディアなどが報じた。

 ASSOCHAMは、インド市場で包装加工食品全般への風当たりが強まっており、製造現場では安全検査と称したいやがらせに近い行為を各州の検査官から受けていると指摘。各州で検査手順などが異なっているうえに、メーカーには改善策を講じる時間すら与えられないと訴え、中央政府が主導して対応すべき問題だとの認識を示した。

 ASSOCHAM幹部は「すべての食品会社が悪者だという風評が飛び交い、消費者が包装加工食品を買わない状況が長期化すれば、インド市場に投資する企業がなくなる」と述べ、このままでは市場全体へ悪影響が広がる恐れがあると訴えた。合計で9000億ルピーとされる食品関連企業の投資計画や製造工場の雇用などに影響を及ぼしかねないとの考えだ。

加工食品への不信の影響は即席麺以外の食品や菓子類にも及んでいる

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