人民元は世界を脅かす“現代版悪貨” 完全自由化へ監視不可欠 (1/3ページ)

2015.12.2 06:32

パリ郊外で開催されているCOP21会場で会談し、握手する中国の習金平国家主席(右)とオバマ米大統領。米政権も人民元のSDR入りを支持した=11月30日(AP)

パリ郊外で開催されているCOP21会場で会談し、握手する中国の習金平国家主席(右)とオバマ米大統領。米政権も人民元のSDR入りを支持した=11月30日(AP)【拡大】

 「悪貨が良貨を駆逐する」とは、金本位制の時代に限らない。いつの世も似たような法則が働く。現代版悪貨とは人民元である。

 元は中国共産党の支配下にある中国人民銀行が基準相場を設定し、変動を基準値の上下2%以内に限って許容している。元の金融・資本市場は制限だらけで、取引不自由だ。公正に開かれた金融市場を基盤とし、為替レートが自由に変動する先進国通貨とは対極にある。ところが、国際通貨基金(IMF)は円を押しのけて元にドル、ユーロに次ぐ特別引き出し権(SDR)シェア第3位のお墨付きを与えた。

 IMFを背後から突き動かしたのは国際金融界である。2008年9月のリーマン・ショックでバブル崩壊、収益モデルが破綻した国際金融資本が目をつけたのはグローバル金融市場の巨大フロンティア中国である。その現預金総額をドル換算すると9月末で21兆ドル超、日米合計約20兆ドルを上回る。

政治、軍事の分野でも元の威力はさらに増すだろう

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