広東省で農業クラウドファンディング 「インターネット+信用三農」開始 (1/2ページ)

2015.12.7 05:00

安徽省合肥市で自分たちで植え、収穫したイネを運ぶ小学生たち。農業分野のクラウドファンディング普及で、都市住民の農業への関心も高まりそうだ(中国新聞社)

安徽省合肥市で自分たちで植え、収穫したイネを運ぶ小学生たち。農業分野のクラウドファンディング普及で、都市住民の農業への関心も高まりそうだ(中国新聞社)【拡大】

 広東省で先月、中国人民銀行(中央銀行)広州支店主導の農業専門クラウドファンディングサービス「インターネット+信用三農」がスタートし、投資家の関心を集めている。試行サイトとして選ばれたインターネット金融サイト、万恵衆籌、広州e貸、正勤金融、点籌金融がサービスを始動。多数の「エコ農産物」プロジェクトが短時間で目標金額の資金を集めた。

 ◆資金調達が容易に

 「インターネット+信用三農」は「三農(農業・農村・農民)」がネット上で不特定多数の投資家に広く出資を募り、資金調達を図る新たな農村金融システム。利息代わりに分配されるリターンは「三農」が生産した農産物だ。

 同省羅定市の大口農家、李さんは正勤金融を利用し、ブランド米「聚竜米」の生産プロジェクトへの出資を募った。1口1000元(約1万9200円)で利息は「聚竜米」5キロ。目標金額を25万元に設定し、半年を期限に募集をかけたところ、当日のうちに目標額に達してしまい、リターンの「聚竜米」1250キロを前倒しで発送することになったという。これを受け李さんは来年調達金額を増額し、生産を拡大させる計画だ。

 担保や保証となるものが少ない「三農」が融資を受けにくかったこれまでの農村金融システム。しかし、今回ネット金融を導入したことで担保や保証の必要がなくなり資金調達のハードルが低くなったほか、貸付金の利息が生産物で代替されることになり、資金調達にかかる「三農」の経済的負担が軽減。ブランドの認知度向上や販路拡大の可能性も広がった。

 さらに、広州インターネット協会の会長を務める広州e貸の方頌(ほうしょう)総裁は「ネット金融の導入は農業の発展推進やデフォルトリスクの軽減にもつながる」との見解を示す。

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