インド石炭輸入18%増5590万トン 4~10月

2015.12.17 05:00

インド東部西ベンガル州のコルカタ港で石炭の荷揚げ作業をする労働者(ブルームバーグ)

インド東部西ベンガル州のコルカタ港で石炭の荷揚げ作業をする労働者(ブルームバーグ)【拡大】

 ■発電用、今後は2.4兆円投じ増産

 インドは石炭の輸入が拡大している。同国港湾協会によると、4~10月に同国主要12港に荷揚された発電用石炭は5590万トンとなり、前年同期から18%増加した。同国は世界3位の石炭生産国にもかかわらず、電力需要の増加などに伴い国内での石炭供給が追い付かない状況となっている。現地紙ビジネス・スタンダードなどが報じた。

 インドは電源構成の7割を化石燃料に頼っており、その大半が石炭だ。また、同期に主要12港に荷揚げされた製鉄用の石炭も同6.3%増の1938万トンに上り、高まる電力需要や成長加速に向け、石炭の安定供給が課題となっている。

 同国で石炭生産の8割以上を担う国営石炭会社コール・インディアは生産拡大を加速させており、2014年度(14年4月~15年3月)は前年度と比べて3200万トン増産した。これは過去4年間の増産量の合計3100万トンに匹敵する。

 同社の15年4~10月の生産量は前年同期比9.2%増の2億7391万トンに達した。ゴヤル電力・石炭・新エネルギー再生可能エネルギー相は、今年度の生産量は目標とする5億5000万トンを達成できるとの見方だ。

 しかし、電力会社などで石炭の需要増が加速しており、国内生産で全ての供給量をまかなうには16年度でも1億8550万トン不足するとみられている。

 さらなる増産を図るため、コール・インディアは19年度までに200億ドル(約2兆4340億円)を投じて鉱区からの鉄道網の整備などにも着手し、年間生産量を現在の倍となる10億トンとする計画だ。

 さらに同相は、向こう2年で発電用石炭については自給率100%を目指す方針を示した。(ニューデリー支局)

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