相次ぐ企業の不適切会計 市場は厳しい目

2015.12.30 05:00

 巨額の利益水増しが経営を揺るがす事態に発展した東芝以外にも、不適切な会計処理を公表する企業が今年も相次いだ。問題の発覚後に株価が下落するケースも少なくなく、企業経営の通信簿ともいえる会計の不透明さに対し、市場からは厳しい目が向けられている。

 売上高を本来処理すべき時期よりも前倒しして過大に計上していた曙ブレーキ工業は今月15日、問題が起きた部門トップの報酬カットなどの社内処分を発表。取引の実体はあったため過去の決算訂正には至らなかったが、調査委員会は「目標達成への圧力があり、全社的体質に原因がある」と認定した。

 クラボウも今月、売上高を水増しする不正取引を受けて担当の執行役員を解任。LIXIL(リクシル)グループは、傘下の海外メーカーによる不正な会計処理で約660億円に上る損失が出て、11月に藤森義明社長らの報酬カットを発表した。他にも小僧寿しやマツモトキヨシホールディングス子会社などで不適切会計が発覚した。

 6月から上場企業に導入された企業統治指針を機に、株主による経営監視の目は厳しさを増している。曙ブレーキの株価は問題発覚後に急落し、その後も低迷している。

産経デジタルサービス

産経アプリスタ

アプリやスマホの情報・レビューが満載。オススメアプリやiPhone・Androidの使いこなし術も楽しめます。

産経オンライン英会話

90%以上の受講生が継続。ISO認証取得で安心品質のマンツーマン英会話が毎日受講できて月5980円!《体験2回無料》

サイクリスト

ツール・ド・フランスから自転車通勤、ロードバイク試乗記まで、サイクリングのあらゆる楽しみを届けます。

ソナエ

自分らしく人生を仕上げる終活情報を提供。お墓のご相談には「産経ソナエ終活センター」が親身に対応します。