「ライドシェア」 個人が活躍できる社会に 高橋正巳ウーバー日本社長

2015.12.31 05:00

 高齢化が進み、公共交通の需要が高まる一方で、過疎化でバス路線が廃止になったり、タクシー会社が撤退したりしている。一般ドライバーが自家用車で客を運ぶ「ライドシェア」など、日本でも注目を浴びるシェアリングエコノミーは、こうした課題の解決に生かせる可能性がある。数十年後には、他の先進国も同じ課題を抱えることになる。ITを使い持続可能なビジネスにできれば、良いモデルになる。

 海外での経験を踏まえ、(国内でのライドシェア導入に向けた)議論に貢献できるのなら参加したい。最初は試験実施の形かもしれないが、当社の仕組みを地域課題の解決に生かしていきたい。

 安全は最優先事項だ。米国のライドシェアでは事故歴、犯罪歴、免許証、保険、車両状態の審査が通って初めてドライバーとして登録できる。利用者は自分の端末で、ドライバーの名前や顔写真、車両情報が分かる。(運行サービス後は)ドライバー、利用者が双方向で評価する。乗車履歴は、位置データを基に記録され、降車後にメールで届く領収書には、乗車に関する詳細が明記されている。

 ボランティア活動だけでは都市全体の交通事情の変革や、高齢者へのサービス提供に規模や持続性で限界が出てくる。シェアリングエコノミーを継続的に機能させるには、供給側のドライバーのコストを金銭的にカバーする仕組みを考える必要がある。学費や家計のために収入を柔軟に得ることは、個人が活躍できる社会の形成につながる。

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【プロフィル】高橋正巳

 たかはし・まさみ 1981年東京都生まれ。仏インシアードで経営学修士(MBA)取得。ソニーを経て2014年7月から米ウーバー・テクノロジーズ日本法人社長。

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