動き出した「うめきた2期」再開発事業 悩ましい街のコンセプト選び (2/4ページ)

2016.1.1 06:40

来場者が1億人を突破した、うめきた1期の「グランフロント大阪」

来場者が1億人を突破した、うめきた1期の「グランフロント大阪」【拡大】

  • 計画づくりが進む「うめきた2期」再開発地区(手前)
  • うめきた1期のグランフロント大阪にある知的創造交流拠点「ナレッジキャピタル」

 2期は、再開発の対象となる約10ヘクタールの半分弱に相当する4・5ヘクタールを都市公園とする計画だ。昨年10月にはURが鉄道建設・運輸施設整備支援機構から土地を購入する契約を結んだ。今後はURが道路整備などを進めるとともに、公園を除く再開発地域にどのような施設を整備するかが焦点となる。

 海外の事例では、農林水産物の輸出大国として知られるオランダでは2000年以降、首都アムステルダムの南東に位置するワーヘニンゲンに食関連の企業や機関が集積。半導体や先端技術産業が集積する米シリコンバレーに倣ってフードバレーと呼ばれている。

 フードバレーのきっかけは、政府、自治体、食関連の企業がフードバレー財団を設立したことだ。大阪市の担当者は「食品テクノロジー分野の研究で実績のある地元大学に着目し、財団が産官学が連携したビジネス支援を実現したことが大きい」と強調。フードバレー財団に相当する産業支援を仕掛ける官民の総合コーディネート機関の設立を提案した。

検討部会では、食品をテーマとした産業集積地として発展したオランダの…

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