【データで読む】中国の消費市場拡大に期待

2016.1.11 05:00

大勢の人々でにぎわう上海の中心街。中国は今後の経済成長エンジンとして消費に期待がかかっている(ブルームバーグ)

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 中国では、過大な投資を続けてきた結果、生産能力の過剰や投資効率の低下などが生じており、足元では製造業や不動産業を中心に投資の伸びが大きく鈍化している。投資主導の高成長モデルが限界に達しつつあるなか、今後の経済成長エンジンとして消費への期待が高まっている。

 中国の国内総生産(GDP)に占める民間消費の割合をみると、2000年代以前は45%程度で推移していた。01年の世界貿易機関(WTO)への加盟をきっかけに投資・生産・輸出が拡大する高度成長期に入ってから、消費は増加したが投資の伸びには及ばず、GDPに占める割合は35%程度へと大きく低下している。13年の中国の民間消費総額は約3兆4000億ドル(13年平均レートで約332兆円)と他国と比較して小さくはないが、GDPに占める割合は先進国や他の新興国と比べて低い水準となっている。

 一方、消費割合が低いということは、その成長可能性が高いことの裏返しとみることもできる。国際通貨基金(IMF)によると、20年の中国の1人当たりGDPは1万2000ドル程度と、約1.5倍に拡大することが予想される。

 消費の動向をみると、景気の減速や反腐敗・倹約令の影響で足元の伸び率はやや低下しているが、投資の伸びが大幅に鈍化していることと比較すると、安定して増加している。今後も、中国では経済規模の拡大が見込まれているが、これに加え投資から消費への構造転換の過程で民間消費の割合が上昇していけば、消費市場が一層拡大していくことが期待される。(編集協力=日本政策投資銀行)

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