2015年の倒産件数、7年連続マイナス 25年ぶり9000件割れ (1/2ページ)

2016.1.14 07:01

 東京商工リサーチが13日発表した2015年の全国企業倒産集計(負債額1000万円以上)によると、中国景気の失速を理由とする「チャイナリスク」関連倒産は前年比1.6倍の76件を記録した。全体の件数は前年比9.44%減の8812件と、1990年以来25年ぶりに9000件を割り込んだ。前年を下回ったのは7年連続。

 倒産数の減少は、円安で大手輸出企業の収益が拡大し、金融機関が、中小企業からの返済計画見直し要請を柔軟に受け入れたためとみられる。産業別では全10業種で前年を下回った。建設業と小売業は7年連続で減少したほか、製造業と情報通信業も6年連続の減少となった。原材料を輸入する内需型産業は円安に苦しんだが、「原油など資源安が経営環境を緩和した」(情報部)ようだ。

 一方、倒産による負債総額は12.71%増の2兆1123億8200万円と3年ぶりに前年を上回った。14年は上場企業の倒産がなかったが、昨年はスカイマークなど3件あった。

中国経済の失速や中東問題など地政学リスクには注意が必要

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