静岡、平らな畑でミカン生産倍増 段々畑改良で後継者続々 (1/2ページ)

2016.1.18 05:00

平坦なミカン畑が広がる新丹谷地区=静岡市清水区

平坦なミカン畑が広がる新丹谷地区=静岡市清水区【拡大】

  • 平坦化した畑でミカンを収穫する太田洋平さん=静岡市清水区

 ミカン生産量全国3位の静岡県で、段々畑を平らな農地に変え、生産量を倍増させた地域がある。静岡市清水区。1980年代から改良に取り組み、効率化を進めた成果だ。計約370ヘクタールを生まれ変わらせる計画は、若い後継者が育つといううれしい効果も生んだ。環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)が発効しても、高い競争力を維持できる産地として期待されている。

 ◆作業効率アップ

 新東名高速道路の清水いはらインターチェンジを降りると、新丹谷地区の平坦(へいたん)なミカン畑約31ヘクタールが広がる。幅広な農道や排水路が碁盤目状に伸び、約4万本のミカンの木には開けた空からたっぷりと日差しが注ぐ。

 作業効率がアップしたのが平坦化の最大のメリットだ。移動が楽になり、収穫や草刈りに費やす労力と時間が減少。農薬散布は機械化が進み、水路のおかげで水やりの手間が減った。収穫量が倍増しただけでなく、日照が増えて色付きや甘みも向上した。

 改良のきっかけは、72年に起きた全国的な生産過剰によるミカン価格の暴落だった。当時の清水区は山深く、段々畑が中心。日当たりがまばらで傾斜がきついミカン栽培は敬遠され、畑を手放したり、後継者不足に悩まされたりする農家が続出した。

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