【データで読む】新興メコン諸国、裾野産業拡大に期待

2016.1.18 05:00

ミャンマー北東部カチン州のヒスイ採掘現場。資源の輸出比重が高いミャンマーなど新興メコン諸国は、製造業主導の経済成長に期待がかかる(AP)

ミャンマー北東部カチン州のヒスイ採掘現場。資源の輸出比重が高いミャンマーなど新興メコン諸国は、製造業主導の経済成長に期待がかかる(AP)【拡大】

 カンボジア、ラオス、ミャンマー(通称CLM)は近年、新興メコン諸国と呼ばれ、生産拠点の一極集中を回避する「チャイナプラスワン」や「タイプラスワン」の移転先として注目を浴びる。各国の輸出品目(2014年時点)をみると、カンボジアは縫製業への依存度が非常に高い。ラオスとミャンマーは、鉱物や天然ガスなどの資源に恵まれており、資源輸出が大半を占める。ラオスは、電力輸出が約2割に上るのも特徴である。両国には、中国や豪州をはじめとする外資系企業が豊富な資源を目当てに進出するケースもみられる。

 一方、CLMは工業製品の輸出比率が依然として低い。ただし、近年では中国やタイなどで人件費が上昇してCLMの安い労働力が注目されるほか、各国が外資系企業の誘致を強化していることもあり、カンボジアでは日系企業の進出に伴って電気機器関連の輸出が出始めている。

 今後、このような動きが活発化し、製造業主導で経済成長が進むことも期待される。その過程で、裾野産業を広げていくことが重要な要素の一つになるとみられる。CLMと比較して産業集積が進んでいるタイでは、1970年代から政府が外資導入や輸出振興の政策を推し進めて裾野産業が広がっていった。産業構造の偏りが大きいCLM諸国においても、産業を集積させ、裾野産業を広げていくために、今後は多様な分野で外資導入などが必要になるとみられる。(編集協力=日本政策投資銀行)

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