中国人民銀行、7兆1400億円の資金供給 景気減速に対処

2016.1.21 20:00

 【上海=河崎真澄】中国人民銀行(中央銀行)は21日、定例公開市場操作(オペ)で短期金融市場に計4千億元(約7兆1400億円)の資金を供給した。1日あたりの供給規模として2013年2月以来、約3年ぶりの大きさだった。

 人民銀行は今回の資金供給が、金融緩和の一環である「預金準備率引き下げの代替措置にもなる」と説明し、景気減速に伴う資金逼迫(ひっぱく)懸念への対処であることを示唆した。人民銀行では春節(旧正月)連休が始まる2月上旬までに、さらに2千億元程度の追加供給を行う方針も示している。

 毎週、火曜日と木曜日に人民銀行が公開市場操作を行っている。21日は期間7日で1100億元、期間28日で2900億元を供給した。今月はすでに、5日に1300億元、14日に1600億元を供給ずみだ。

 例年、春節の連休前に資金を供給しているが、今年は景気減速に配慮して大幅に積み増した。また、人民銀行が元安を懸念して行っている「元買いドル売り介入」が利下げや預金準備率引き下げによる金融緩和の足を引っ張ることから、埋め合わせに元の資金供給が必要と判断したもよう。

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