東証株価は大幅に反発し、今年最大の上げ幅になった=22日、東京都内(AP)【拡大】
22日の東京株式市場は、欧州などの追加金融緩和期待を背景に日経平均株価(225種)が大幅反発し、終値は前日比
941円27銭高の1万6958円53銭だった。上げ幅は今年最大。年明けから21日までに計約3000円下げており、割安感が出た銘柄を買う動きが相次いだ。下落が続いて世界経済の不安材料となっている原油先物相場が、前日のニューヨーク市場で上昇したことも安心感につながった。
欧州中央銀行(ECB)のドラギ総裁は21日の記者会見で、3月の次回理事会での追加緩和の可能性を強く示唆した。追加緩和が実行されてマネーが株式市場に流入すれば市場の安定化につながるとの期待から、弱気に傾いていた投資家心理が改善した。前日の欧州や米国の株式相場が上昇した流れを東京市場も引き継いだ。
外国為替市場で円安ドル高が進んだことを好感した買いも入った。