アリババ、偽物取り締まりで人材募集 昨年700件以上を当局に報告

2016.1.29 05:00

インターネット販売されていた偽物のブランドバッグを展示する広州市公安局の係官=2015年10月、広東省広州市

インターネット販売されていた偽物のブランドバッグを展示する広州市公安局の係官=2015年10月、広東省広州市【拡大】

 中国の電子商取引(EC)最大手、阿里巴巴集団(アリババ・グループ・ホールディング)は今年も偽物・模倣品販売の撲滅に力を入れている。同社は20日、偽物取り締まり特別チームを編成するため、新たに200人の人材募集を開始した。

 特別チームの責任者となった、アリババのセキュリティー専門家、王彦氏は「このチームは、アリババの個別の事業部門には属さない特別な存在だ」と強調。グループ内のさまざまな部門にまたがり、必要に応じて先端技術からデータまで各種資源を利用していくという。

 実際、募集要項に記載された募集条件では一般の部署に比べて高い専門性を求めており、中でもデータの調査能力が最も重視されている。

 これについて王氏は「インターネット分野では、人的判断で偽物を探し出すよりも、ビッグデータから手がかりを抽出する方が知的で効果的。データの抽出、分析、追跡、(データを構造化し組織化してデータモデルを作成する)データモデリング、(大量のデータを解析し、その中に潜む相関関係やパターンなどを探し出す)データマイニングなどを通じて、10億点にも上るオンライン上の商品から偽物を見つけ出す」と説明。

 その上で「アリババは過去10年間で膨大なデータを蓄積しており、偽物摘発のデータモデルも改善を繰り返してきた。今回の人材募集では、こうした能力を兼ね備えた人材を歓迎する」との考えを示した。

 王氏はさらに、「オンラインでの摘発は政府の関連当局との連携が不可欠だ。このため募集条件には技術力のほかにネット犯罪の摘発経験や公安調査の経験がある人材も必要だ」と説明する。

 公開資料によると、アリババは2015年4~9月の偽物一斉取り締まり期間中、法執行機関に提出した模倣品販売グループの手がかりは717件、そのうち各地の当局が立件した案件は330件、摘発した案件は279件に上った。期間中、アリババの協力で警察は、模倣品の製造や保管、販売の拠点を600カ所余り摘発、容疑者715人を逮捕している。(中国新聞社)

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