【マイナス金利導入】米、追加利上げに不透明感 神経とがらすFRB

2016.1.29 20:58

会見する日銀の黒田東彦総裁=29日、東京都中央区(荻窪佳撮影)

会見する日銀の黒田東彦総裁=29日、東京都中央区(荻窪佳撮影)【拡大】

 【ワシントン=小雲規生】日銀が29日、マイナス金利の導入を決めたことで、昨年12月に9年半ぶりの利上げに踏み切った米連邦準備制度理事会(FRB)による追加利上げの判断に対する不透明感が強まった。市場で想定外だった日銀の動きが、世界経済や金融市場に大きな波紋を広げる可能性もある。FRBは3月の次回会合に向け、経済動向に神経をとがらせることになりそうだ。

 FRBは27日、連邦公開市場委員会(FOMC)で金融政策の維持を決めたばかり。

 声明では中国発の株安やドル高基調を念頭に、金融市場の動向を注視する一方、3月の追加利上げにも含みを残した。

 しかし、日銀のマイナス金利導入により、FRBの判断材料に新たな不確定要素が加わった。

 日銀の発表直後、外国為替市場では円安ドル高が急速に進んだ。米国の輸出減につながるほか、輸入物価の下落も想定されるため、市場では「FRBが追加利上げに動きにくくなった」と指摘する声もある。一方で、マイナス金利の導入が日本経済の拡大や株高につながれば、世界経済にとってプラスになるとのシナリオもある。

 FRBが示した2016年末の政策金利予想によると、年内の利上げ回数は4回を想定する。単純計算で年間8回開くFOMCのうち、4回で追加利上げを決定する計算となる。今後、イエレン議長らは、慎重に追加利上げの是非を吟味する考えだ。

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