【データで読む】中国株下落、リスク回避で世界金融混乱

2016.2.1 05:00

株価ボードの前で頭を抱える男性。中国の株式市場下落で世界金融市場が動揺している=2015年9月、中国・上海(ブルームバーグ)

株価ボードの前で頭を抱える男性。中国の株式市場下落で世界金融市場が動揺している=2015年9月、中国・上海(ブルームバーグ)【拡大】

 2015年12月16日に米国は利上げに踏み切り、世界で7年にわたり続いた金融緩和からのレジームチェンジ(制度転換)が始まった。これを金融市場はひとまず冷静に受け止めたが、16年に入ると中国株式市場の急落を引き金にリスク回避的な動きが広がり、世界の金融市場は混乱に陥っている。

 15年以降、中国の株式市場では3回の大きな下落があった。15年6月は、過去1年で2.5倍へ上昇したことによる強い過熱感を背景に国内個人投資家の売りが殺到し、株価が急落したが、世界同時株安にはつながらなかった。しかし、今回の中国株式市場の急落は15年8月と同様に、人民元安による資金流出への不安が株価下落に拍車をかけており、国外から中国経済の下振れリスクが強く意識される中、金融市場でリスク回避的な動きが広がっている。

 15年8月にはなりふり構わぬ市場介入に加え、相次ぐ経済対策や人民元の買い支えで、次第に市場は落ち着きを取り戻したが、今回は人民元の先安感がまだ払拭されていない。15年12月の中央経済工作会議では、安定成長のために景気下支えを図る方針が示されている。

 今後、財政出動の一層の強化で経済の下振れリスクが払拭されれば、金融市場の不安も収束するが、財政出動が本格化するのは3月の全国人民代表大会(国会に相当)以降になるとみられるため、当面、中国経済への懸念や株式市場の不安定な動きが続く可能性がある。(編集協力=日本政策投資銀行)

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