タイの即席麺市場が低迷 経済減速、15年伸び率過去最低0.4%

2016.2.2 05:00

タイの首都バンコクにあるコンビニエンスストアの食品売場(ブルームバーグ)

タイの首都バンコクにあるコンビニエンスストアの食品売場(ブルームバーグ)【拡大】

 タイは経済減速の影響が即席麺市場にも及んでいる。タイの即席麺シェア首位の地場消費財大手サハパタナピブンによると、2015年の即席麺市場の前年比伸び率は0.4%にとどまり、同国で即席麺の販売が開始されて以来、44年間で最低の伸び率となった。現地紙バンコク・ポストなどが報じた。

 同社が扱う即席麺ブランド「ママー」はシェア51%を誇る人気商品だ。同社は、15年の即席麺市場の売上高を前年比0.4%増の146億バーツ(約496億円)とし、伸び率は14年の1%増を下回ったと指摘した。同市場は13年まで年平均5~9%増の成長を続けていた。

 同社の副社長は、長引く景気低迷に加え、商品価格の下落や干魃(かんばつ)などに伴う農家の収入減が大きく響いたとの見方だ。ママーの売上高も15年は過去最低となった。同社の昨年の売上高280億バーツのうち、ママーの売上高は約3割に相当する。

 一方で、今年は即席麺市場が15年比2%増に回復すると同副社長は予測。政府の相次ぐ景気刺激策で消費が上向く見通しに加え、昨年末の東南アジア諸国連合(ASEAN)経済共同体(AEC)の発足により人の往来が活発化することや、小売り各社が地方部で店舗開設を加速していることなどが、即席麺の販売増を後押しするとみている。

 同社は、長引く干魃により地方部で消費低迷が続くことに懸念を示すものの、今年はママーの新商品開発や販促キャンペーンに2億5000万バーツを投入してママーの売り上げを前年比5%増と強気の目標を掲げる。さらに、カンボジアやミャンマーなど国外市場での売り上げ拡大にも注力する方針だ。(シンガポール支局)

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