2日のニューヨーク株式市場のダウ工業株30種平均は原油先物相場の下落が嫌気され、295・64ドル安の1万6153・54ドルと大幅続落で取引を終えた。下げ幅は約2週間ぶりの大きさだった。ハイテク株主体のナスダック総合指数も103・42ポイント安の4516・95と反落した。
原油安に伴う石油業界の不振が雇用や消費に悪影響を及ぼすと懸念された。アジアと欧州の株安も投資家心理を悪化させた。
この日のニューヨーク原油先物相場は約2週間ぶりに1バレル=30ドルを下回る安値で取引を終了。原油安と株安の連鎖が再び強まった。
ダウはほぼ全面安で取引を終えた。下げ幅は一時340ドルを超えた。シェブロンなど石油関連が売り込まれたほか、石油業界への融資焦げ付きが心配されている金融関連も安かった。(共同)