【マイナス金利導入】日銀の黒田総裁「必要な場合はさらに引き下げる」 限界論を一蹴

2016.2.3 12:13

 日銀の黒田東彦総裁は3日、東京都内で講演し、1月29日の金融政策決定会合で導入した「マイナス金利政策」について、「これまでの中央銀行の歴史の中で、恐らく最も強力な枠組み。果たすべき目的のために必要であれば、新しい手段や枠組みをつくっていけばよい」と強調した。

 日銀は、当座預金の一部に0・1%のマイナス金利をつけるが、欧州では、スイスが0・75%、スウェーデンが1・1%のマイナス金利を導入している。

 黒田総裁は「金利面での緩和拡大余地は十分存在し、必要な場合はさらに金利を引き下げる」と語った。

 また、年間80兆円の国債購入についても、「発行残高の3分の2が市場に残り、さらに買い入れを拡大することは十分可能」と市場の一部でささやかれる「限界論」を一蹴した。

 マイナス金利が導入されれば、銀行は当座預金残高を増やさないよう、日銀への国債売却を控えるとの憶測があるため、「国債買い入れが難しくなる」との批判も出ている。

 これに対し、黒田総裁は「(銀行が)マイナス金利で被るコストは、金利低下に伴う国債売却価格の上昇で釣り合うはずだ」と反論し、改めて「2%の物価目標実現のために、できることはなんでもやる」と力を込めた。

 日銀のマイナス金利導入後、長期金利は過去最低を更新。東京市場では円安・株高が進んだ。ただ、2日の海外市場では原油価格が1週間ぶりに1バレル=30ドルを割り込み、米国の株価も大きく下がった。この影響で、午前の東京市場でも円相場が再び1ドル=120円台を切る円高傾向となり、株も売られている。

産経デジタルサービス

産経アプリスタ

アプリやスマホの情報・レビューが満載。オススメアプリやiPhone・Androidの使いこなし術も楽しめます。

産経オンライン英会話

90%以上の受講生が継続。ISO認証取得で安心品質のマンツーマン英会話が毎日受講できて月5980円!《体験2回無料》

サイクリスト

ツール・ド・フランスから自転車通勤、ロードバイク試乗記まで、サイクリングのあらゆる楽しみを届けます。

ソナエ

自分らしく人生を仕上げる終活情報を提供。お墓のご相談には「産経ソナエ終活センター」が親身に対応します。