一方、グラスに詰められた高級チョコレートなど全体の価格が1万円超の商品は、チョコの価格が3分の2を超えていても10%の税率を適用する。また、高級ティーカップと紅茶のギフトセットで、紅茶の価格が3分の2以下なら、商品価格が1万円以下でも軽減税率の対象には該当しないと判断する。
軽減税率は酒類と外食を除く飲食料品が対象だ。ただ、線引きが曖昧な商品・サービスの事例も多数指摘される。財務省は老人ホームの食事を軽減対象とするなどサービスの線引き案を既にまとめており、税制改正法案で一定の基準を示す。さらに曖昧な事例が残る場合は政省令や通達、省庁のQ&Aで判断を示す。