タイ自動車販売、不振長引く 16年、4年連続前年割れの予測

2016.2.4 06:16

外資メーカーの自動車工場。タイは自動車販売が低迷している=東部チャチュンサオ県(ブルームバーグ)

外資メーカーの自動車工場。タイは自動車販売が低迷している=東部チャチュンサオ県(ブルームバーグ)【拡大】

 タイは自動車の販売不振が長引いている。タイ工業連盟(FTI)自動車部会は、2016年の国内自動車販売台数が15年を下回るとの見方を示した。15年比で2.5~6.2%減となる75万~78万台と予測する。16年も減少すれば、4年連続で前年割れとなる。景気回復の遅れに伴い内需が伸び悩んでいることが主な要因だ。現地紙バンコク・ポストなどが報じた。

 15年の販売台数は、前年比9.3%減の79万9592台だった。同国は、自動車産業の振興や内需拡大を目的に自動車の初回購入者を対象に講じた税制優遇措置が12年に終了して以来、自動車の販売台数が減少している。その後、政治混乱などに伴う景気後退により、販売回復の兆しはみられない。

 ただ、昨年末には一部で販売増の動きもみられた。同国は今年から自動車物品税の税率基準を変更。二酸化炭素(CO2)排出量が基準値よりも少ないほど税率が低くなる。そのため、15年12月はCO2排出量が比較的高いピックアップトラックやスポーツ用多目的車(SUV)の駆け込み需要が販売台数を押し上げたもようだ。同月の販売台数は前年同月比13.3%増の10万1424台となり、単月では過去2年で初めて10万台を突破した。

 国内販売の不振を尻目に生産は好調が持続している。FTIは、16年の自動車生産台数が前年比4~5%増の約200万台となり、15年の同1.8%増の191万台から増加ペースが加速する見通しを示した。欧米向けなどの輸出が1~3%増の122万~125万台と見込まれ、15年の6.8%増の121万台から伸び率は鈍化するものの生産を下支えするとみている。(シンガポール支局)

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