１５年貿易額２割減の予測　南ア・中国企業業務会議 (1/2ページ)

　先ごろ開催された２０１６年南アフリカ・中国企業年度業務会議によると、１５年１～１１月の両国の貿易額は４０９億ドル（約４兆８３１０億円）だった。通年の貿易額は前年比２割減の約４６０億ドルと予測されている。

　会議には田学軍・中国駐南アフリカ大使が出席してスピーチを行った。李松公使が会議を主宰、栄延松経済商務参事官が活動報告を行った。中国系企業や機関、メディア８０社の関係者約１５０人が参加した。

　栄参事官によると、１５年１～１１月の両国の貿易額のうち、中国の対南アフリカ輸出額は１４７億ドル、輸入額は２６２億ドルだった。通年の貿易額は前年比約２０％減とみられるが、中国は７年連続で南アフリカにとって最大の貿易相手国、輸出市場、輸入先となる見通し。中国にとっても同国はアフリカ最大の貿易相手国の地位を維持する見込みだ。