【データで読む】国ごとに異なるアジアのヘルスケア市場

2016.2.8 05:00

北京の医療検査機器生産施設。中国はアジア最大のヘルスケア市場だ(ブルームバーグ)

北京の医療検査機器生産施設。中国はアジア最大のヘルスケア市場だ(ブルームバーグ)【拡大】

 アジア各国のヘルスケア向け支出(官民合計)をみてみよう。この支出額は、日本でいえば国民医療費や介護費といった公的保険に依拠する支出に、民間ベースでの支払いを加えたものと推測される(官民比率は国ごとに異なる)。医療機関にとってはこれらの支出が売り上げであり、製薬や医療機器のような関連産業にコストとして支払う構造となっており、各国のヘルスケア市場の大本の規模感として考えられる。

 日本、中国、韓国および東南アジア諸国連合(ASEAN)各国の市場をみると、この10年間の伸びはおのおの大きいが、(1)中国がアジア最大の市場になっている(2)ASEANを合算すると韓国を上回る規模になってきている-ことが目を引く。

 とはいえ、国ごとの違いがあり、例えば1人当たりの同支出(2013年)は日本の3966ドル(13年の平均レートで約39万円)、韓国の1880ドルに対し、中国は367ドルである。またASEANについてはシンガポール(2507ドル)、ブルネイ(974ドル)、マレーシア(423ドル)が中国以上で、他は中国以下という形になっている。これは、病床数や医師数などに左右される部分も多く、また国ごとでかなり状況が異なっている。

 中国やASEAN各国については、医療の高度化の過程で市場構造が変化してくる可能性が高く、日本の医療関連企業がどのように食い込むことができるかは引き続き大きな課題といえよう。(編集協力=日本政策投資銀行)

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