週明け8日のニューヨーク取引所の原油先物相場は3営業日続落し、指標の米国産標準油種(WTI)3月渡しが前週末比1・20ドル安の1バレル=29・69ドルと、約1週間ぶりに30ドルを割り込んで取引を終えた。
石油輸出国機構(OPEC)加盟国が減産でまとまるのは困難との見方から、供給過剰状態のさらなる長期化が懸念され、売り注文が加速した。
一方、金先物相場は大幅続伸し、4月渡しの終値が40・20ドル高の1オンス=1197・90ドルと約8カ月ぶりの高値になった。一時は1オンス=1200ドル台に上昇した。欧米の株安や世界経済の先行き不安で、比較的安全な資産とされる金に資金が流れ込んだ。(共同)