中東と初の直通輸送を開始 雑貨集散地の義烏とテヘラン間

2016.2.9 05:00

江西省南昌市からは2015年11月、蘭ロッテルダムへの貨物列車が開通。中国では「一帯一路」沿いの国へ向かう路線の開通が活発だ(中国新聞社)

江西省南昌市からは2015年11月、蘭ロッテルダムへの貨物列車が開通。中国では「一帯一路」沿いの国へ向かう路線の開通が活発だ(中国新聞社)【拡大】

 浙江省義烏市とイランの首都、テヘランを結ぶ貨物列車の開通式が先月下旬、“世界の雑貨集散センター”として知られる義烏市で行われ、第1便が出発した。中国と中東を結ぶ初めてのコンテナ列車路線で、同市としては欧州および中央アジア路線の開通に続くもの。中国と「一帯一路」(シルクロード経済ベルトと21世紀海上シルクロード)国家への“直通列車”がまた1つ出来上がった。

 貨物列車は新疆ウイグル自治区阿拉山口市の口岸(通関地)から出境し、カザフスタン、トルクメニスタンを経由してテヘランに入る。全長1万399キロで、所要時間は14日間となる。

 義烏はイランをはじめとする中東地域との経済往来が密接だ。同市で生産される雑貨は中東地域で旺盛な需要があり、国際コンテナ列車の開通に絶好の基盤と優位性があったといえる。

 現在、中東各国の企業関係者約4000人が同市に常駐しており、投資を行い設立された外資系企業は既に180社強を数える。

 2015年、同市の対中東輸出額は583億元(約1兆389億円)に達し、義烏税関が取り扱った輸出コンテナは16万2000TEU(20フィートコンテナ換算)に上った。

 イランは義烏にとって、輸出量が5番目に多い国で、15年に同市を訪れたイランのビジネスマンは2万901人。同市に駐在事務所を置くイラン企業は28社、パートナー企業は78社、義烏税関からの輸出量は1万8000TEUに達している。

 近年、義烏は「一帯一路」戦略に積極的に参加し、国際鉄道路線の開通に力を入れている。14年1月には中央アジア地域へ、同年11月にはスペインのマドリードへの貨物列車路線を開通させた。15年に運行したこれら2路線の貨物列車は計65本、輸出入コンテナ貨物は前年比69%増の5242TEUに達し、週1本の定期運行を実現している。(中国新聞社)

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