カンボジアの「腐敗指数」、東南アジアで最悪 内部告発者の保護急務 (1/3ページ)

2016.2.11 05:00

野党が大躍進した2013年の国民議会選挙運動の様子。サム・レンシー野党党首への支持の背景には長期政権の腐敗体質への批判があった=プノンペン市内(木村文撮影)

野党が大躍進した2013年の国民議会選挙運動の様子。サム・レンシー野党党首への支持の背景には長期政権の腐敗体質への批判があった=プノンペン市内(木村文撮影)【拡大】

 汚職や腐敗の防止を目的に活動する国際非政府組織(NGO)のトランスペアレンシー・インターナショナル(TI、本部・ベルリン)は、168カ国が対象の2015年「腐敗認識指数(CPI)」を発表した。アジアの国々やアラブ諸国の腐敗度が改善されるなか、カンボジアは東南アジアで最低だった。TIカンボジア支部は「いくつかの改善の取り組みがみられるものの、それらがいまだ不十分であることが浮き彫りになった」と指摘している。

 ◆政権が批判の的

 TIは、「公務員や政治家が与えられた権限を利用して私的な利益を得ること」が腐敗であると定義付け、世界銀行や世界経済フォーラムなど国際機関の情報も参考にしながら、1995年以来、対象国の腐敗認識指数を毎年発表している。TIはこの指数について、「この種のものとしては最も信頼が高いと世界的に知られており、日本の大手企業においても贈賄リスク対策やコーポレートガバナンス(企業統治)の教育資料に使われている」としている。

 カンボジアの2015年の指数は、100点満点中21点。調査対象168カ国中150位という下位グループに属し、東南アジア諸国で最も低い点数だった。東南アジア諸国で最も上位だったのは8位のシンガポール(85点)、次いで54位のマレーシア、76位のタイ、88位のインドネシア、95位のフィリピン、112位のベトナム、139位のラオス、147位のミャンマーとなっている。また、1位はデンマーク(91点)、最下位は北朝鮮とソマリア(8点)。日本は19位で75点、中国は83位で37点だった。

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