政府が住民トラブル対策でこども園などの防音壁設置を支援

2016.2.16 05:00

 政府が、保育所や認定こども園などの防音壁設置費用を補助する事業を始めた。住宅が密集する都市部で園児の声を「騒音」と感じる周辺住民とトラブルになるケースがあるためだ。

 厚生労働省は、腐食しにくいアルミニウム製などで高さ約3メートルの壁を園庭周囲に張り巡らし、数百万円の工事費がかかると想定。工場などの防音対策を参考にしたといい、2015年度補正予算に300カ所分の必要額を計上、16年度も補助を継続する方針だ。厚労省の昨年の調査では、園児の声を騒音と思うことに共感する人は35%に上り「保育所建設をめぐり住民ともめるケースが増えており、国として解決策を示す必要がある」と事業化の理由を説明する。新設だけでなく、既存の施設が設置する場合にも補助する。

 待機児童数が全国最多の東京都世田谷区では、今年4~5月の開設を目指していた認可保育所約20カ所のうち6カ所で計画を延期。園児の声などを懸念する住民との話し合いがこじれたケースもあるという。担当者は防音壁費用の補助を「対策を立てられる」と歓迎する。ただ「高い壁が数十年も残り、地域の不和の象徴になりはしないか」と懸念も示した。

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