カンボジア、不動産投資拡大 マンション供給過剰を懸念

2016.2.23 08:00

首都プノンペンの住宅建設予定地。カンボジアは、経済発展が見込まれる地方での不動産投資が増加している(ブルームバーグ)

首都プノンペンの住宅建設予定地。カンボジアは、経済発展が見込まれる地方での不動産投資が増加している(ブルームバーグ)【拡大】

 カンボジアは、不動産・建設分野への投資が拡大している。英不動産コンサル大手ナイト・フランクによると、2015年1~9月の同分野への投資額は、前年同期比13.8%増の17億5200万ドル(約1977億6600万円)に上った。また同社は、首都プノンペンでは住宅建設ラッシュに沸くが、今後、分譲マンションの供給過剰も懸念されると指摘した。現地紙プノンペン・ポストなどが報じた。

 同社の調査報告によると、カンボジアでは20年までに合計56案件に上る分譲マンションが建設され、1万8200戸が供給される見通しだ。中国やシンガポール、日本などの国外投資家がプノンペンでの不動産投資に関心を示すものの、需要が供給を下回るとの見通しから、向こう4年間でマンションの空室が急増すると予測される。マンションの完成ラッシュがピークを迎える18年には、プノンペンの一部の地域で賃貸価格が下落する恐れがある。

 しかし、立地条件に恵まれた物件は少なく、経済成長に伴う所得増などから、同国のマンション需要は底堅いと予測されるため、下落は一時的とみられる。長期的には、同国の不動産市場は持続的に成長する見通しだ。

 同社のカンボジア担当者によると、カンボジアでの不動産投資について、投資家の矛先は今やプノンペンから、南部シアヌークビルに向けられ、過去6カ月でシアヌークビルでの不動産投資が急増しているという。

 タイ湾に面し、同国で唯一の深水港があり物流拠点となっているシアヌークビルが位置するプレア・シアヌーク州は、多目的経済特区と位置付けられ、今後、多様な産業の誘致が加速する見通しだ。

 さらに、東南アジア諸国連合(ASEAN)の市場統合により国境貿易が活発化していることなどから、タイとの国境に近い経済特区での不動産投資も増加している。(シンガポール支局)

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