24日午前の東京株式市場は、続落した。前日の米原油先物相場が下落したことで投資家心理が悪化し、日経平均株価は一時1万6000円を割り込み、下げ幅は200円を超える場面があった。
日経平均の午前終値は前日終値比103円74銭安の1万5948円31銭。東証株価指数(TOPIX)は3・92ポイント安の1287・25で午前の取引を終えた。
サウジアラビアのヌアイミ石油鉱物資源相が原油を減産しない考えを示し、供給過剰が続くとの見方から原油安となり、前日のニューヨーク株式市場でダウ工業株30種平均が大幅に下げた。朝方の東京市場もこの流れを引き継ぎ、売り注文が先行した。外国為替市場で円高ドル安傾向となっているのも輸出関連株の売り材料となった。