フィリピンのエルニーニョ、農作物損失97億円

2016.3.11 08:03

首都マニラの市場で野菜を売る女性(右)。フィリピンはエルニーニョ現象による少雨が農業に影響した(ブルームバーグ)

首都マニラの市場で野菜を売る女性(右)。フィリピンはエルニーニョ現象による少雨が農業に影響した(ブルームバーグ)【拡大】

  • 北部ルソン島ヌエバ・エシハ州でコメの収穫作業をする男性(ブルームバーグ)

 フィリピンは、昨年から続く少雨などの天候不良が農業生産に影響を及ぼしている。同国農業省によると、昨年発生したエルニーニョ現象が原因とみられる農業生産の損失は、今年2月中旬時点で30万4000トン、金額にして40億ペソ(約97億円)に達した。現地紙マニラ・タイムズなどが報じた。

 エルニーニョは、太平洋赤道域の日付変更線付近から南米ペルー沿岸にかけての海域で海面水温が上昇した状態が1年程度続く現象で、天候不良の原因になるとされる。フィリピンでは少雨となり、水不足からコメの作付けができなくなるなどの影響が出た。

 損失の内訳は、トウモロコシが20万トン、24億ペソ相当で全体の半分を占め、以下はコメが9万トン、16億ペソ相当などで続いた。地方別では、北部ルソン島のカガヤン・バレー地方と、南部ミンダナオ島のソクサージェン地方の損失が大きかったという。

 今回のエルニーニョ現象は、同国の農業に大きな損失をもたらした1982年、97年以来の規模ともされる。農業省幹部は「20年前と比較して農業の近代化は進んでおり、政府の財政も改善している」と指摘し、損失は最小限に抑えられると強調した。

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