コンビニやスーパー 原発周辺商業施設の整備進む 住民帰還を後押し (2/3ページ)

2016.3.12 06:52

東京電力福島第1原発敷地内にある作業員の大型休憩施設にオープンしたローソンの店内。食料品や日用品が並ぶ=1日

東京電力福島第1原発敷地内にある作業員の大型休憩施設にオープンしたローソンの店内。食料品や日用品が並ぶ=1日【拡大】

  • 開店を前に公設民営の複合商業施設「ひろのてらす」に詰め掛けた町民ら=5日午前、福島県広野町

 店名は「セブン-イレブン福島富岡上郡山店」で、午前6時から午後8時まで営業する。おにぎりや弁当、カップ麺、日用雑貨など、通常の店舗と同程度の約2800点をそろえる。

 富岡町は、原発事故後に警戒区域に指定され、2013年3月以降、避難指示区域を3つの区域に見直した。東電福島第2原発もある。

 このうち居住制限、避難指示解除準備の両区域は、住民が自宅で宿泊することは特別期間を除き原則禁止されているが、日中のみ自由に立ち入ることができる。新店舗は、避難指示解除準備区域にオープンする。

 セブン-イレブンは13年8月に同県楢葉町で、当時、避難指示解除準備区域だった地域(現在は解除)に、避難指示区域として初めての店舗を開いた。昨年7月には、同県飯舘村の居住制限区域に2店目を開店した。

 飯舘村出身で「セブン-イレブン飯舘村仮設店舗店」を経営する菅野賢さん(44)は「人がいなくなっても故郷の場所は変わらない。コンビニが必要だという人のためにやれることをやっていきたい」と話している。

「これまでは週に1回、近隣の街まで買い出しに行っていた」

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