IEA「石油価格が底打ち」 月報で見解、高コスト生産者が減産

2016.3.12 05:00

 国際エネルギー機関(IEA)は11日公表した月報で、石油価格が底打ちした可能性があるとの見解を示した。石油輸出国機構(OPEC)非加盟国の供給縮小に加えOPEC内の生産に乱れがあり、世界的なだぶつきが後退したためだ。

 この中で、OPEC非加盟国の今年の生産量は日量75万バレル減少すると予想。これは前月示した見通しより15万バレル多い。一方、OPEC内ではイラクとナイジェリアの生産量が減った他、制裁解除後のイランの生産回復が当初見込みよりも遅れていると指摘した。IEAは「石油価格が底打ちした可能性を示す複数の兆候がある」とし、市場原理が「効力を発揮しつつあり、高コスト生産者が生産を減らしている」ことを挙げ、「長期にわたった低迷からの出口が見えてきた可能性がある」と分析した。

 石油価格は12年ぶり安値を付けた1月から50%戻した。米シェールオイル生産量が減った他、サウジアラビアを筆頭とする一部のOPEC加盟国がロシアと生産量の現行水準維持で暫定合意に至ったことが背景にある。ただIEAは「凍結合意は現時点で相場の支援要因となっているものの、今年上期に大きな影響を及ぼす公算は小さい」とみている。

 IEAのデータによると、OPEC加盟13カ国の2月の生産量は日量9万バレル減の3261万バレル。イランの生産が増えたものの、イラクとナイジェリア、アラブ首長国連合(UAE)の生産が減少した。ただ、OPECに今年必要とされる生産量を依然として日量70万バレル上回っている。(ブルームバーグ Grant Smith)

産経デジタルサービス

産経アプリスタ

アプリやスマホの情報・レビューが満載。オススメアプリやiPhone・Androidの使いこなし術も楽しめます。

産経オンライン英会話

90%以上の受講生が継続。ISO認証取得で安心品質のマンツーマン英会話が毎日受講できて月5980円!《体験2回無料》

サイクリスト

ツール・ド・フランスから自転車通勤、ロードバイク試乗記まで、サイクリングのあらゆる楽しみを届けます。

ソナエ

自分らしく人生を仕上げる終活情報を提供。お墓のご相談には「産経ソナエ終活センター」が親身に対応します。