週明け14日のニューヨーク株式市場のダウ工業株30種平均は小幅続伸し、前週末比15・82ドル高の1万7229・13ドルで取引を終えた。ハイテク株主体のナスダック総合指数は1・81ポイント高の4750・28だった。アジアや欧州の株高が市場心理を明るくしたが、原油値下がりが嫌気され、相場の上げ幅は限定的だった。
最近の米経済指標が好調なことから、景気先行きに期待してハイテク株などが買われた。ただ、この日はニューヨーク原油先物相場が下落し、シェブロンなどのエネルギー関連は収益悪化が意識されて売られた。
15日からの米連邦公開市場委員会(FOMC)を控え投資家の間では様子見ムードも強く、市場関係者は「今回は金利据え置きとの見方が支配的だが、先行きの追加利上げに対する警戒感は根強く、積極的に買い進む雰囲気ではなかった」と話していた。(共同)