石油供給過剰、緩和の見通し IEA価格底入れ示唆、米ガソリン需要増

2016.3.15 05:00

 国際エネルギー機関(IEA)が11日公表した月報で、原油価格底入れの可能性を指摘したことに加え、ガソリン需要が拡大していることを受け、石油生産各社による供給過剰が緩和されるとの観測が強まっている。米商品先物取引委員会(CFTC)によれば、先週末までの1週間の原油の売りポジションはデータが残っている2006年以降で最大の落ち込みとなり、買越残高はほぼ5カ月ぶりの高水準に達した。

 石油数社は債務を返済できない状況となっているものの、アナダルコ・ペトロリアムやチェサピーク・エナジーなどは手元資金確保に向け人員を削減するとともに、遊休状態とするリグ(掘削装置)数を増やしており、米国の原油生産は1年3カ月ぶりの低水準に近づいている。一方、同国のガソリン需要はこの時期としては過去最高水準に達している。

 米国産標準油種(WTI)は12年ぶりの安値を付けた2月11日以降、約50%上昇。米エネルギー情報局(EIA)は、来年の米国の原油生産が13年以来の低水準に落ち込むと予想している。

 コンフルエンス・インベストメント・マネジメント(セントルイス)の市場担当チーフストラテジスト、ビル・オグレイディ氏は「原油価格は底入れした。ガソリン需要は改善しつつあり、投機家は積極的に市場に参加している。価格が30~50ドルで推移する基盤が築かれつつある」と述べた。(ブルームバーグ Moming Zhou)

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