アップル訴訟に経験豊富な助っ人 (1/3ページ)

2016.3.15 05:00

議会公聴会で証言する米アップルのブルース・シーウェル上級副社長。セキュリティー解除をめぐる問題で、弁護士のマーク・ツイリンガー氏とともに中心的な役割を果たす=1日、ワシントン(AP)

議会公聴会で証言する米アップルのブルース・シーウェル上級副社長。セキュリティー解除をめぐる問題で、弁護士のマーク・ツイリンガー氏とともに中心的な役割を果たす=1日、ワシントン(AP)【拡大】

 テロ事件の捜査に関連する「iPhone(アイフォーン)」のセキュリティー解除をめぐり、米アップルは米当局との争いに強力なタッグを投入している。議会の公聴会に出席するなど、同問題で矢面に立っているブルース・シーウェル上級副社長(法務担当)は、アップル製品を模倣した疑いのある韓国メーカーとの訴訟で活躍し、スティーブ・ジョブズ氏(故人)を法務面でサポートした実績がある。シーウェル氏の相棒といえる弁護士のマーク・ツイリンガー氏は、かつて司法省でコンピューター犯罪対策部門に所属し、テクノロジー企業から情報取得に携わっていた“当局側”の人物だ。

 ◆かつて司法省所属

 1日の公聴会が始まる直前、ツイリンガー氏は眉をしかめながらシーウェル氏に尋ねた。「シャツに襟芯は入っているか」。シーウェル氏が実は入っていないと答えると、ツイリンガー氏は自分のシャツの襟を裏返し、襟芯を抜いて手渡した。

 シーウェル氏がぴんと張った襟で公聴会に臨み、セキュリティー解除に応じれば「全てのアイフォーン所有者を脅かすリスクが生まれる」と主張したことは、戦略的に正しかった。アップルはこの対立を個人の自由と同社の事業にとって決定的に重要なものと位置付けており、見た目一つでもおろそかにはできないのである。

 ニューヨーク州ブルックリン地区の連邦下級判事は2月29日、アイフォーンのセキュリティー解除を政府が命令するのは行き過ぎだとするツイリンガー氏の主張を認める判断を下し、アップルは勝利を収めた。アップルのライバルであるマイクロソフトやヤフーもこの件に関してはアップルを支持することで団結し、カリフォルニア州連邦地裁に意見書を提出した。

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