17日の東京株式市場は、米国の今後の利上げペースが緩やかになるとの観測から安心感が広がって買い注文が一巡した後は、外国為替相場の円高ドル安を嫌気した売りが膨らみ、日経平均株価(225種)は続落した。終値は前日比38円07銭安の1万6936円38銭。
東証株価指数(TOPIX)は1.53ポイント安の1358.97。出来高は約22億700万株。
前日に米連邦準備制度理事会(FRB)が追加利上げの見送りを決定し、2016年内の利上げの回数も従来の見込みよりも少ない2回になると示唆した。米利上げで世界景気に悪影響が及ぶとの警戒感が和らぎ、前日の米国株が上昇した流れを東京市場も引き継いだ。上げ幅が200円を超える場面もあった。