【原油安と世界】中東から経済覇権望む中国 (1/3ページ)

2016.3.18 05:00

全人代の閉幕式に出席する中国の首脳陣。前列左から3人目は習近平国家主席=16日、北京の人民大会堂(新華社=共同)

全人代の閉幕式に出席する中国の首脳陣。前列左から3人目は習近平国家主席=16日、北京の人民大会堂(新華社=共同)【拡大】

 ■鉄鋼など“在庫処分”で石油備蓄拡大

 習近平国家主席がサウジアラビア、エジプト、イランへの歴訪を終えた1月下旬、中国紙にこんな見出しが躍った。

 〈中国の石油備蓄は「黄金時代」に入った〉

 原油安の今こそ中国が石油備蓄を拡大するチャンスであり、習氏の中東歴訪がその道筋を確実なものにした、とのニュアンスだ。

 中国は内陸や沿岸に油田を持つ産油国ながら、経済成長に伴う旺盛な国内需要で1993年に純輸入国に転じ、今や米国をも上回る世界最大の輸入国だ。2015年は前年より8.8%増えて3億3500万トンとなったが、原油安で前年より輸入額は41%も安く済んだ。輸入依存度は昨年初めて60%を超えた。

 ニュースサイトの中国経済網によると、中国の石油備蓄量は50日分に満たないが、今の安値を生かせば2年以内に「安全水域」の90日分に到達できる。サウジとイランからだけで輸入原油の4分の1を賄えるとされ、習氏の中東訪問も「国家による戦略的な石油備蓄」の狙いが明らかだ。

産経デジタルサービス

産経アプリスタ

アプリやスマホの情報・レビューが満載。オススメアプリやiPhone・Androidの使いこなし術も楽しめます。

産経オンライン英会話

90%以上の受講生が継続。ISO認証取得で安心品質のマンツーマン英会話が毎日受講できて月5980円!《体験2回無料》

サイクリスト

ツール・ド・フランスから自転車通勤、ロードバイク試乗記まで、サイクリングのあらゆる楽しみを届けます。

ソナエ

自分らしく人生を仕上げる終活情報を提供。お墓のご相談には「産経ソナエ終活センター」が親身に対応します。