韓国のイージス艦の搭載する迎撃ミサイル「SM-2」は射程約160kmと敵の戦闘機や攻撃機を迎撃するためのもので、弾道ミサイルを撃ち落とす能力は持っていない。つまり韓国のイージス艦は、敵の弾道ミサイルには全く手が出せず「見てるだけ」の存在なのだ。
一方で、米軍のように守るべき空母機動部隊を持っているわけではない。あるのは故障続きでまともに動かない揚陸艦「独島」と、時代遅れの駆逐艦など貧弱な「沿岸海軍」だけだ。
訓練の重要性
海上自衛隊ではイージス艦4隻が、米国が40回に渡って実施したSM-3発射実験に参加し、実際に模擬弾道弾を迎撃している。それなりの経費を費やし、厳しい訓練を重ねているのだ。
一方の韓国海軍は発射実験どころか、SM-3を持ってもいない。さしたる必要性もなく、見栄で仕入れたイージス艦では、手に余すのも当然なのだ。