【公示地価】高額マンション根強い人気 バブル以来の坪単価1千万円も (1/3ページ)

2016.3.22 21:29

住みたい街として人気が高まる武蔵小杉で、住友不動産が販売する超高層マンション「シティタワー武蔵小杉」=川崎市中原区(伴龍二撮影)

住みたい街として人気が高まる武蔵小杉で、住友不動産が販売する超高層マンション「シティタワー武蔵小杉」=川崎市中原区(伴龍二撮影)【拡大】

  • 訪日外国人客効果もあり地価の最高地点となった東京・銀座の山野楽器銀座本店=東京都中央区(大西正純撮影)

 22日発表された平成28年の公示地価で住宅地は全国平均で下落幅を縮め、三大都市圏は上昇した。富裕層向け高額マンションの人気が根強く、住宅地の価格を下支えしている。ただ、一般消費者が手を出しにくくなっているほか、不動産業界の間では、株安などの経済変調に伴う市況への影響を懸念する声も出始めた。

(伊藤俊祐)

 建築費の高騰や国内外の富裕層による積極的な投資活動によって、首都圏マンション価格は上昇が続いている。東京都心部やブランド力が優れた街だけではなく、郊外でも適正価格を大幅に上回る土地取引が行われている。

 リクルート住まいカンパニーの「住みたい街ランキング」で着実に順位を上げているのが、再開発が進む武蔵小杉(川崎市中原区)。24年は15位だったが28年は4位だった。主婦の間で人気が高い商業施設が原動力となり、おしゃれで新しい街のイメージが定着した点が要因だ。しかし、新築マンション市場では、手が届きにくい価格帯が形成されつつある。

 住友不動産が販売する地上53階建ての免震型タワーマンション「シティタワー武蔵小杉」。住戸によっては1坪(3・3平方メートル)当たりの分譲単価が400万円を超える。高級物件がひしめく東京都港区の数年前と匹敵する価格帯だ。

産経デジタルサービス

産経アプリスタ

アプリやスマホの情報・レビューが満載。オススメアプリやiPhone・Androidの使いこなし術も楽しめます。

産経オンライン英会話

90%以上の受講生が継続。ISO認証取得で安心品質のマンツーマン英会話が毎日受講できて月5980円!《体験2回無料》

サイクリスト

ツール・ド・フランスから自転車通勤、ロードバイク試乗記まで、サイクリングのあらゆる楽しみを届けます。

ソナエ

自分らしく人生を仕上げる終活情報を提供。お墓のご相談には「産経ソナエ終活センター」が親身に対応します。