韓国、中小企業と大企業で格差拡大 「逆風に弱いため」

2016.3.22 07:58

ソウルで開かれた労働者の権利保護などを訴える集会に参加した人々。韓国は低賃金労働など労働市場の問題が浮上している=2月(AP)

ソウルで開かれた労働者の権利保護などを訴える集会に参加した人々。韓国は低賃金労働など労働市場の問題が浮上している=2月(AP)【拡大】

  • ソウルの金融街。韓国経済は昨年の成長率が2.6%で政府予想の3.0%を下回るなど苦戦している(ブルームバーグ)

 韓国は、大企業と中小企業の賃金格差が拡大している。同国の統計庁と雇用労働省が実施した調査によると、昨年の中小企業の平均賃金は大企業の62%となり、2008年の同調査開始以降で最も差が開いた。現地紙聯合(れんごう)ニュースなどが報じた。

 同調査は、従業員5~299人を中小企業、300人以上を大企業と定義する。昨年の月間平均賃金は大企業が501万ウォン(約47万8000円)だったのに対し、中小企業は311万ウォンにとどまった。前年比伸び率でも中小企業は3.4%で大企業の3.9%を下回り、格差が拡大した。

 韓国小規模ビジネス協会の研究者は、1997年には中小企業の賃金は大企業の80%程度だったと指摘。格差拡大の要因を「韓国国内でビジネスをする小規模会社は、経営環境の変化や景気の減速といった逆風に弱いため」と分析した。

 同国における大企業と中小企業の賃金格差は若年層の失業増の要因ともされる。専門家は、大企業が成長の恩恵を中小企業に波及させ、賃金格差を縮める動きを積極的にみせることが必要だと主張した。

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