インドネシア、発電用石炭確保に懸念 価格低迷し採算悪化 (2/2ページ)

2016.3.22 07:06

東カリマンタン州の炭鉱。インドネシアは価格低迷で石炭会社の業績が悪化している(ブルームバーグ)

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 こうした状況を受け、PwCのインドネシア担当者は、現状でインドネシアの石炭会社は採算性が悪化しており、生産量も減少していると分析。石炭価格の低迷が続けば政府計画の実現は困難だとの見解を示した。

 インドネシア石炭協会の幹部も「1トンの産出にコストが60ドルを要する。石炭価格が1トン当たり50ドルまで下落すれば、いくら埋蔵量があっても掘る者はいない」とした上で、現在の価格水準では33~36年までに採算が確保できる埋蔵量を掘り尽くしてしまうと指摘。早ければ30年にも輸入が必要な状況が到来すると予想した。

 PwCと同協会がインドネシア国内の石炭25社を対象に実施した調査によると、各社合計の税引き前利益は11年から14年の間に60%減少し、15年も16%減少したとみられている。業績悪化を受けて各社の設備投資の合計額も12年から15年の間に79%縮小した。今年も10~20%の縮小となる見通しで、新たな鉱脈の開発がストップする恐れも浮上している。(シンガポール支局)

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