数年かけ銀行不良債権処理 ユーロ圏、経験国から対応策模索

2016.3.25 05:00

 ユーロ圏の銀行監督当局は域内全体で1兆2000億ユーロ(約150兆円)に上る銀行不良債権について、処理のヒントを得るためアイルランドなどの経験を基に対応策を模索している。

 欧州中央銀行(ECB)の銀行監督部門を率いるヌイ氏とラウテンシュレーガー氏は23日にフランクフルトで記者団に対し、不良債権問題がECBにとって引き続き最優先課題だと述べた。

 この問題に特効薬はなく、経験のある国々から学びつつ数年かけて落ち着かせていく意向だという。

 ラウテンシュレーガー氏はインタビューで、金融支援策を受けた国々について「問題となった国々でこれを極めて明瞭に見て取ることができる。例えばこれら諸国では支援策を通じ、多くの法的な変更を行った。不良債権問題解決の時間枠は劇的に減少した」と説明した。

 ユーロ圏の銀行は不良債権の切り離しに苦慮している。国家支援の制限があるためスロベニアやスペインが実施したような業界全体の不良資産をバッドバンク(受け皿機関)に移管するというような手法は使えず、監督機関は銀行不良債権の売却方法模索を余儀なくされている。(ブルームバーグ Alessandro Speciale)

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