インド航空業界、規制の壁高く低空飛行 改革進まず苦境続く (1/4ページ)

2016.3.26 06:25

インド・ムンバイの飛行場に駐機されたキングフィッシャー航空の旅客機。同社は2012年に経営破綻したが、インド航空業界の経営環境の厳しさに変わりはない(ブルームバーグ)

インド・ムンバイの飛行場に駐機されたキングフィッシャー航空の旅客機。同社は2012年に経営破綻したが、インド航空業界の経営環境の厳しさに変わりはない(ブルームバーグ)【拡大】

 利用者数急増を追い風に成長が期待されるインド航空業界だが、経営環境は厳しい。2012年にキングフィッシャー航空が経営破綻し、同国政府は規制緩和に乗り出したが、その歩みは遅く、危機感を募らせている。

 13.6億ドルの債務

 インド南部の飛行場に、さびで覆われたキングフィッシャー航空の旅客機が打ち捨てられている。これらはインドの大富豪、ビジャイ・マリヤ氏の野心の残骸、そして同国航空業界全体を長年さいなむ窮状の象徴だ。

 キングフィッシャー航空を創業したマリヤ氏は数年前まで、インドのビール最大手ユナイテッド・ブリュワリーズ会長を務め、同国アルコール飲料業界に君臨していた。08年に運航を開始したキングフィッシャー航空は同国2位の民間航空会社へと急成長したが、12年10月に13億6000万ドル(約1540億円)の債務を抱え経営破綻した。

 マリヤ氏は早い段階で外資系航空会社にキングフィッシャー航空の買収を持ちかけた。だが、同国法では国内航空会社への外資の投資が禁じられていたため、実現に至らなかった。政府の航空業界に対する規制が経営破綻の要因となった形だ。

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