インド航空業界、規制の壁高く低空飛行 改革進まず苦境続く (2/4ページ)

2016.3.26 06:25

インド・ムンバイの飛行場に駐機されたキングフィッシャー航空の旅客機。同社は2012年に経営破綻したが、インド航空業界の経営環境の厳しさに変わりはない(ブルームバーグ)

インド・ムンバイの飛行場に駐機されたキングフィッシャー航空の旅客機。同社は2012年に経営破綻したが、インド航空業界の経営環境の厳しさに変わりはない(ブルームバーグ)【拡大】

 航空業界調査会社、アジア太平洋航空センター(CAPA)の南アジア担当最高経営責任者(CEO)、カピル・カウル氏は「政府の規制、航空業界に障害をもたらす政策、高額のジェット燃料費。これらがキングフィッシャーを経営不振に陥らせた」と指摘。こうした問題は、現在もインドの航空業界全体に影響を及ぼしているという。

 同社の経営破綻を受け、インド政府は規制緩和などの改革に着手。救済に乗り出したが、同国の航空業界はいまだに立ち直れずにいる。

 原油安を背景にジェット燃料価格も値下がりし、同国ではジェット・エアウェイズ、スパイス・ジェットなど一部航空会社が業績回復を果たした。しかし、業界全体では過去7年の累積赤字額は100億ドルに達した。

 一方で、インドの航空サービス市場は世界で最も速いペースで成長し続けている。国際航空運送協会(IATA)によれば、同国の15年の旅客数は前年比20%増と急拡大しており、伸び率は中国の10%、米国の5%を大きく上回る。米航空機大手ボーイングも、市場成長率から今後20年間に1740機(総計2400億ドル相当)の受注が見込まれると試算している。

改革案の中に盛り込まれた施策の一つが、ジェット燃料価格に課される税金の引き下げ

産経デジタルサービス

産経アプリスタ

アプリやスマホの情報・レビューが満載。オススメアプリやiPhone・Androidの使いこなし術も楽しめます。

産経オンライン英会話

90%以上の受講生が継続。ISO認証取得で安心品質のマンツーマン英会話が毎日受講できて月5980円!《体験2回無料》

サイクリスト

ツール・ド・フランスから自転車通勤、ロードバイク試乗記まで、サイクリングのあらゆる楽しみを届けます。

ソナエ

自分らしく人生を仕上げる終活情報を提供。お墓のご相談には「産経ソナエ終活センター」が親身に対応します。