建築家のザハ・ハディド氏が死去 新国立の当初デザイン担う

2016.4.1 07:07

 【ロンドン=岡部伸】英BBC放送は31日、2020年の東京五輪で使う新国立競技場の旧計画のデザインを行った建築家、ザハ・ハディド氏が死去したと報じた。65歳だった。気管支炎の治療を受けていた米マイアミの病院で心臓発作を起こしたという。

 イラク出身。1972年に欧州に渡り、77年に英国の名門建築学校AAスクールを卒業。80年に独立してロンドンを拠点に活動し、世界で多くの建築を手がけた。

 2004年には「建築界のノーベル賞」といわれる米プリツカー賞を女性として初めて受けた。09年には高松宮殿下記念世界文化賞を受賞した。

 東京五輪で使う新国立競技場をめぐる国際コンペを勝ち抜いたが、総工費に対する批判が噴出し、日本側が計画を白紙撤回した。

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